答:結論から言うと運動をすること、そして食事制限とそのやり方。 どうせやるなら健康を向上させながら痩せたいもの。 ただむやみやたらに食事制限をすればいいというものではありません。 では、どうすれば良いかということですが長い年月をかけて脂肪を溜めてきた訳ですから、長い年月をかけて減らしていきましょう。 急激な体重減少は体を衰弱させて健康を害したり、リバウンドの原因になり良い結果にはなりません。 それと楽して痩せる方法は無い、とお考え下さい。 Bad example
1日当りの食事を減らせばよいわけですがそのやり方が問題。 同じ量を食べても以下のことに気を付けてください。 【痩せる為の基本的食事方法】 朝食べて、昼食べて、夜食べない。 そして食べてすぐ寝ない。 夜食べない?とてもそんなこと出来ませんよ!と言いますでしょうね。 では、一寸した裏技を紹介いたします。 夕食の30分から1時間くらい前、小さいカップのアイスクリームを食べる。 大福一つでも良いでしょう。私の場合キャラメル1粒か2粒でも食欲がなくなります。 (両方ともカロリーはそれほど多くないので心配要りませんが、できるだけ少量にして下さい。そしてそのタイミングは30分から1時間位前が良いと思いますが、タイミングは自分で探して下さい) そうしますと血糖値が上がってしまい。満腹中枢がもういいよ食べなくてもという指令を出します。 その指令が出た頃食事の時間になるという訳で、食べようとしてもたくさん食べられなくなります。 結果、夜食べても夕食の量を減らすことが出来るので効果的です。 【太る為の基本的食事方法】 朝食べない、昼食べない、夜食べる。(特に朝食を抜くと太ります) (以前当所に来ていた120キロの患者さん(女性)が朝食と昼食を抜いていました。) お腹が減っても我慢してその後いっぱい食べる 【すきっ腹の、どか食い】 そして食べたらすぐ寝る。 一日の食べる量が同じでも、これをしますと太りますのでしないで下さい。 夜食べると生体の反応は食べて吸収された物を脂肪に変え、次の日の為のエネルギーとして蓄えます。食べてすぐ寝てしまうと生体は同じ反応をします。つまり夜食べないと脂肪になりにくいということです。 しかし朝食べて吸収された物はその日の活動のエネルギーとして使われる。お昼に食べて得たエネルギーも同様にその日、活動するエネルギーに使われます。 生体にとって脂肪は我々人間社会のお金と同じ。 お金はいくらあっても良いもの。 あなたは何の理由もなくただお金を捨てたりしないでしょう? 脂肪も何も理由がなく体外に出て行きません。 でも生活に必要な最低限のお金はどうしても使います。 生体も最低限必要なエネルギー量があります。これを基礎代謝といいます。 では何故体に脂肪がたまっていくのでしょう?その一つの理由は体温保護。 冬になる前、動物は体温を保護する為脂肪を蓄えようとします。勿論これは意思的にではありません。 内臓を冷やさないよう脂肪の腹巻を作るのです。それが気になるお腹の脂肪。 もう一つの理由がエネルギーの貯金。【これが太る最大の原因】 もともと自然界は飢餓の状態になることが多いので生体のメモリーには必ず飢餓状態になる。ということがインプットされています。 それが故次の飢餓に備え生きていくに必要以上のカロリーが体内に入ってきても取り込むことを拒否しないで貯金をしなければと必要以上に食べるよう脳から指令が出ます。 ここで一寸気になることを思い出しました。 それは当所に来ている若い【痩せた】女性患者さんに私が「痩せていますね!」と言うと、多くの女性は「とんでもない太ってますよ」と言うのです。 私は〔健康の為もう少し太りましょう〕という意味で言っています。 身長と体重の比率(ローレル指数)で太っているか痩せているかが分かるので太っているか痩せているかを把握して下さい。 体重÷身長÷身長÷身長=0.0000132 が標準体重です。 これより少ない場合は太るように努力して下さい。 太っていない方は痩身方をやってはいけません。 ●痩せ過ぎると骨がもろくなります。 老人に多い骨粗しょう症の人が若い人にも増えています。 ●また痩せ過ぎると若い人でも生理が止まります。 痩せ過ぎて生理が止まるということは女性にとって最悪の健康状態です。 ●近年ではガンとの因果関係を指摘する学者も増えています。 健康な女性=魅力のある女性ということを忘れないで下さい。 話を本題に戻します。 上記赤線の部分を頭の中に入れてそれに近い食生活をしないと痩せません。 勿論、食事のバランスを考え食べる量は減らして下さい。 それ以外、運動をしないで痩せる方法はありません。 【食べたいけれど痩せたい人は運動して痩せる】 注意!!食事の量は今まで通りとし、決して増やさないで下さい。 【筋肉はエネルギーの浪費家】 筋肉はエネルギーの浪費家で、熱をたくさん出す組織です。 体から出る熱の約60%は筋肉で出される為、筋肉が増えると基礎代謝が増えます。
それなので痩せたい人は筋肉をつけることをお勧め致します。 でもどうやってつけるかが問題。 手っ取り早いのが自転車。 大きな川の橋の殆どがだらだらとした坂道になっています。 そのだらだらを利用するのです。 橋の坂が始まる200〜300メートル手前からその橋を超えた向こう側200〜300メートル先まで乗っていく、又そこから折り返して又橋を渡る。 筋肉が張ってくるまで繰り返して行う。 競輪の選手になるわけではないので、筋肉が張ってきたらやめる。 女性の方は足が太くなる、と気になりますがそんな簡単に分かるほど太くなるものではありません。それどころか脂肪が取れてスリムになるほうが先です。それに女性の方はもともと筋肉の付きにくい体質なので付けようと思ってもなかなか付きません。 そしてもし付いたとしても、筋肉は衰退するスピードが非常に速いために1〜2ヶ月運動をしないとすぐ細くなってしまいます。 大きな川が無く小さい橋しかない所にお住まいの郊外の方などは、ちょっとした坂道があればそれを利用すればいいでしょう。 集合住宅にお住まいの方は階段を利用すればいいでしょう。 でも階段をいきなり上がらないで少しまわりの道を歩いてからにして下さい。 一秒一段くらいのスピードで上がってください。 そして下りはエレベーターがあればそれを利用して下さい。 階段を下る時膝に負担をかけます。 これも自転車と同様に筋肉が張ってきたらやめましょう。 初めの頃はすぐに張ってきます。徐々に時間を伸ばして下さい。 自転車を利用する人も,階段等を利用する人も30〜40分くらい平のところを走ったり歩いたりしてから行うとより効果的です。 と言うのは20分以上軽い運動を続けてすると直接脂肪がエネルギーになる有酸素運動が始まります。 それ以上軽い運動を続けると脂肪が直接エネルギーとして使われるので脂肪を減らすには有効な方法です。 注:軽い運動を15分以上すると有酸素運動が始まると言われていますが、私が体で感じる時間は20分以上でした。 人によって違いがあるので私が推薦する時間は20分以上としたいのです。 そんなにエネルギーを使われたら大変。 さあエネルギーの補充をしなければと、生体は反応します。 エネルギーの原料(脂肪)を工場(肝臓)に運んでエネルギーの製造が盛んに行われるようになります。 実行して下さい。根気よく! これは、一例として挙げた訳で他にも方法はありますが、一冊の本になってしまいますので…この辺で… 前項の食事のやり方と後の項であげた脂肪の燃やし方を同時に行えば、多少時間は要しますが健康的なやせ方が出来ます。 お金は要らないし家を出た所はもう痩身所なので気軽に出来ます。 そして痩身法に用意したお金は貯金。 |