リバウンドの例

70キロ位の人で極端なダイエット(ダイエットという意味は美容・健康維持のため食事の量・種類を制限するという意味で痩せる為の食事、又は運動、という意味はありませんがここではあえて使います)をした結果かえって太ってしまった人がいます。
その方は耳のつぼで痩せるという新聞の折込チラシを見てそこに行った人なのですが、一ヶ月くらいたったある日一週間分か二週間分か忘れましたけれど食事メニューを渡されて不満そうな顔をし、それを私に見せ「このメニューの通りに食事をしなさいと言われた」と言ってそのメニューを私に見せてくれました。
「そして食事の前にこの粉と水を飲むんだってそうするとこの粉が水を吸ってご飯が食べられなくなるんだって」また付け加えて「この通りの食事をすればこれだけで痩せるわよねー」と言ったので、私が「耳のつぼで痩せるのではないみたいですね」というと、私のその言葉を待っていたかのようにやっと明るい顔をして「私ばかを見ちゃった」と言っていました。
「でもお金を払ってしまったのでやるきゃないのだけれどさ」と、その通りのダイエットを行ったらしく、短期間でげっそりと痩せてしまったのです。
40歳前半の人だったのですがまるで60代かのごとく顔のつやがなくなりしわっぽくなっていました。
誰かに「川口さん(仮名)!おばあさんみたいになってしまいましたよ」と言われショックを受けたらしくそのダイエットをやめ、その後リバウンドをして80キロ位になってしまった。
という例がありました。これは極端な例なので上げた訳ですが…


ここで一言、耳の痩せるというつぼ、は胃を小さくし食欲を抑制するつぼ、ということのようです。(鍼灸の先生の話)
ですから、もし私がつぼで痩せるという痩身法の先生ならば患者さんに「普通に食事をしていて下さい。ただし栄養のバランスは考えて下さい。胃が小さくなってきますので自然に食べられなくなってきます。それは効果が出てきたということなので心配しないで下さい。勿論、食べられなくなったからといって無理に食べることのないよう」とこのように言います。

この種の宣伝は、要注意。
以前、私が鍼灸の先生に聞いた話ですが
「このつぼを綿棒のような柔らかいもので1日に1回この部分に軽く1回1秒位で4〜5回刺激を与えるだけで効果があります」ということでした。(刺激を与えるという意味はかる〜く綿棒で押すということです)