スポーツについて

今までスポーツをしていない人でこれから始める…という人にはあまり激しくなく手軽に出来るスポーツをお勧めいたします。
たとえば少しかるーく走って、その後しばらく歩き又、かるーく走ってみる。この繰り返しを、初めの頃は15分位でやめる。
それを一週間ほど続け2週間目からは20分位に時間を増やし、その後一週間毎に5分づつ時間を増やしていく…というような運動。
でも歩くことを第一に考え、1時間を限度とし、週2〜3回位が良いと思います。
「毎日やらなくても良いの…?」という人がいます。しかし、毎日行うと体にリズムが出来てしまい、やらない日があると次の日、体がだるくなります。仕事によって起こる月曜病も毎日の仕事によって体にリズムが出来てしまい起こるものです。
毎日歩いている人が得意気に「歩かないとかえって具合が悪いですよ…」と言うのを時々聞きます。毎日やることが良くないことを、その方は身をもって体験しているのです。

そして、3ヶ月位でそれに慣れてきたら、心肺機能を高める意味で週に1回位は全速力に近い速さで1分位駆けて2分休み又、1分駆けて2分休む、それを5回位繰り返す。(このことを行うのもいきなり5回やらないで下さい。まずは1回から)
これは心肺機能を高める為だけでなく体力にゆとりを出す為にも必要なことです。(注:心拍数が1分間で130を超えないようにして下さい)
タイムを縮めるのが目的ではないので5回を限度とします。
と言うのも、タイムや勝ち負けを気にするという運動方法は、健康につながらないのです。体に良い筈のスポーツで、体を悪くしてしまうのはつまらないこと。
無理をすると怪我の原因にもなりますし、やり過ぎると特定の筋肉や関節、それに腰などを痛めることになるので気を付けましょう。
その様な故障の為、選手生活にピリョウドを打つ運動選手【相撲取りも含む】も数多くいます。
健康の為、始めたスポーツなのにその様なことで、あきらめなければならなくなることはとても残念です。
又、激しいスポーツを長い間していた為、徐脈になる人もいます。(いわゆるスポーツ心臓と言うものです)徐脈になると運動をしていない時、血液の流れがゆっくりになり、血管内で血液が固まりやすくなり血栓の原因になります。
20才を超える頃から記録を作るスポーツから楽しむ為のスポーツに転換することをお勧めいたします。
余談になりますが、各種運動選手を目指すお子様は、中学までにかなりのレベルに到達出来ないようでしたら諦めさせ、後は楽しむ為のスポーツに転換させてあげた方が本人の為と思います。
例えば水泳の長崎宏子の場合、彼女が小学4年生位の頃から我々、水泳仲間にまで名前が知られていました。
まあそこまでいかなくともせいぜい国体で上位になるレベル、又は野球の場合、有名校から声がかかる位のレベルを基準と考えた方が良いでしょう。
子供にそれとなく言い聞かせ、分からせてあげるのが親の任務と思います。
まして親が一緒になって熱を入れているようではいけません。
しかもその時にはすでに体を傷めている筈。将来の為に体を治しておくほうが良いでしょう。勿論、かなりのレベルに達している選手であっても、練習の合間に当所のような整体治療を受けさせてあげることが必要です。
それに体が良くなる為、記録もいっそう向上されます。
話を本題に戻しますが他のスポーツについても同様のことが言えるので、自分がこれから始めようと思っているスポーツに置き換え参考にして下さい。
これから始めようと思っている人は左右対称に体を使うスポーツを推薦します。例:ウオーキング、水泳、水中エアロビ、太極拳、ハイキング(多少の山があるような所を推薦)