姿勢保健均整師会の前身にあたる身体均整協会は、1951年10月10日に設立された。創始者の亀井進氏(故人)は、医者から見放された難病を東洋医学の療術によって救われたこと、敗戦後、医療法規の改正により療術の道が絶たれる懸念があったのを契機にこの世界へ身を投じた。

 均整法とは、亀井進氏により創立された全身手技調整法で、また鍼灸の経穴・オステオパシー・カイロプラクティック・スポンデロセラピーなど、東洋・西洋様々な手技調整の理論を応用している手技療法でもある。

 氏自身、誰にも師事した経験はなく、その操法は自らの創造と工夫であり、むしろ修練していた武道の応用的色彩が濃く、「身体均整法は、少林寺拳法、藍川流合気柔術ならびに療術の体読、体観によって創始した身体強健道術である」と唱えている。